こんにちは。
リブレクト代表の崔です。
10月も最終日となり秋もだいぶ深まってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は4年ぶりの衆議院選挙の日ということで、外を出歩く人の数も多いように感じます。
毎回のことなのですが、国政選挙が近づくと何故か不動産のお問い合わせ若干減り、選挙が終わると元に戻るor若干増えるという現象が起きます。
これから不動産を買われる方が政局を見ながら近い将来の不動産価格を予想されているのか、単に選挙の方に関心が行くことで物件探しの時間が減るのか、それともそれ以外のことなのか、単なる偶然なのかは分かりませんが、過去毎回同じような流れを繰り返しておりますので、今回も選挙が終わるとまた物件のお問い合わせが増えるのではないかと予想しております。
毎回選挙が終わると比較的早い段階で元に戻りますので、その点では政局はあまり関係ないのかもしれませんが。。。
さて、本日は、『一戸建てのおすすめ間取りは何LDK?』について書きたいと思います。
皆様は住まい探しをされる時、間取り図の中に表記されている『〇LDK』や『〇DK』等の文字をよく見られると思います。
例えば間取り図面や物件概要欄に3LDKと表記されていれば、居室が3部屋あって、リビング・ダイニング・キッチンがある建物orお部屋だということが分かります。
この間取りの表記方法は、古くは1960年代に公団住宅のモデルとして普及し始めたという説がありますが、現在でも日本の住宅業界では当時から変わらずこの表記方法で間取りを表現しております。
実際に不動産会社で物件を探そうとした時には、希望条件に〇LDKと記載するケースも多いと思いますし、不動産会社の営業マンからは〇LDKが希望であるかを聞かれることも多いと思います。
当社が物件の仲介を行っている地域では、殆どの一戸建て住宅が3LDKか4LDKの間取りになっております。(厳密には居室の中に納戸が含まれることが多いので、2SLDKや3SLDKと表記される物が多いです。)
もっと言うと、中高層住居専用地域に建つ3階建ての一戸建てでは建物面積が80~90㎡ほどの3LDKがより多く、低層住居専用地域に建つ2階建ての一戸建ては建物面積80~100㎡ほどの3LDKと、建物面積90~110㎡ほどの4LDKの間取りが主流となっております。
近年では核家族化や少子化の影響もあってか、部屋数よりもLDKの広さを重視した間取りが人気となっており、リビング15帖の4LDKよりもリビング20帖の3LDKの方がより多くのお客様よりお問い合わせをいただきますし、成約に至るまでの時間も早い傾向があります。
と、ここまでは建売分譲住宅や中古住宅に関するお話しになります。
既に間取りが決まっている建売分譲住宅の場合と、土地から買われて注文住宅を建てられる場合とでは、間取りに関する考え方が少し違います。
注文建築を建てられる方でも、建物のプランニングを行う際には『部屋数は〇つの〇LDKにしてください。』という要望を設計士に出しますが、実際に建てられた後でご訪問させていただくと、『これって何LDKですか?』と思うこともしばしばあります。
中には、設計を依頼する段階から、設計士に『〇LDKという概念は考えずに、目的に合わせた提案をしてください。』とお願いされるお客様もいらっしゃいます。
私自身が初めてそのような場面に居合わせた時、間取り図の〇LDKという表記自体が昔からある型に嵌った考え方であり、本来は目的に合わせて間取りを自由に設計するべきなんだということに気づかされました。
実際に中古物件として流通しているものの中には、数は少ないですが〇LDKという表記では表現しきれていない物件があります。
そういった物件を広告として掲載する際には毎回悩ましく、時には1SSLLDKKとか、0LDKといった具合に表記するしかない場合もありますので、実際にネット上で物件を検索される際には、是非間取りだけではなく、広さの部分も併せて見ていただければと思います。
以上のことから、一戸建てのおすすめ間取りは何LDKか?という問いに関しましては、
『将来の売却を見込み、間取りを主流に合わせるならLDKが広めの3LDKか4LDK』
『売却を考えないなら何LDKとうことよりも、目的に合わせた間取り設計がベスト』
という風にお答えしております。
普段から不動産仲介の仕事をしておりますと、つい自分自身も〇LDKという概念に囚われてしまいがちになりますが、本来その辺りはもっと自由な発想で良いのだと思います。
実際、ここ最近ではライフスタイルの変化に伴って間取りのご要望も変わってきており、以前よりLDKの広さにも拘りを持たれない方が徐々に増え始めたように感じます。
これまでの「リビングでテレビを囲んで家族団らん。」というライフスタイルから、「スマホやPCを使って個人が趣味や仕事を行うスタイル」に変化してきておりますので、間取りもそれに応じたものへと変化をしていく必要があるかもしれません。
当社では不動産の仲介だけではなく、ライフスタイルや目的に合わせた住まいのご提案を行っております。
これから住まいを探される方は是非一度お気軽にご相談くださいませ。