こんにちは。
リブレクト代表の崔です。
年が明けてから10日が経ちまして、緊急事態宣言のさなかではありますが、皆様におかれましても仕事始めを迎えられている頃かと思います。
ただ、ここにきて急に寒くなりましたね。
日本海側の地域では寒波が到来し、積雪による交通障害がたびたび起きているようですが、東京でも明日は雪の予報が出ておりますので、ご出勤、ご通学をされる際には十分な暖を取られてから外出してください。
さて、本日はタイトルにもありますが、「この時期(寒い季節)にしか出来ない物件の探し方」について、少し書かせていただきます。
毎年寒い季節になると、住まい探しをされているお客様にご提案させていただくことがあります。
それは、居住中の物件、または街中のモデルハウスを実際に内覧していただき、室内の過ごしやすさを体感していただくことです。
ここでいうモデルハウスは、建売分譲住宅の完成建物ではなく、家具等が配置されており暖房が効いている状態、実際に人が住める状態にしてある建物のことを指しますが、特に一戸建て住宅への転居をご検討されている方は、空室の建物だけではなく、一度は居住中の建物かモデルハウスを体感してみてください。
なぜそのようなご提案をするかと申しますと、
現在都内で販売されている一般的な建売分譲住宅や、比較的安価に建物を建てられる工務店が標準仕様にされている断熱性能は、年々レベルが上がってきてはいるものの、断熱性を売りにされているハウスメーカーや断熱性に拘って建てられている注文住宅と比べると、まだまだ性能に差が開いている実情があるからです。
国土交通省が5年毎に実施している住宅に関するアンケートの中に、建物の断熱性能に関する満足度の項目がありますが、持ち家に絞った集計を見てみますと、実に4割の方が建物の断熱性能に不満を持たれております。また、建物種別ごとに詳細を見ていきますと、建築年が古ければ古いほど、マンションよりは一戸建て住宅の方が断熱性能に不満を持たれている方の割合は増えていきます。
実際に私が仲介として関わらせていただいたお客様の中にも、住まれてみてから「新築住宅なのに思ったよりも寒い」、「省エネ等級が4等級(最高等級)なのに暖房費が掛かる」といったご意見をいただくことが少なからずありました。
不動産というものは、殆どの場合は「一度住んでみてから決める。」ということができない為、「住んでみたら思ってたのと違った」ということは少なからずあると思います。
ただ、住み始めた後で「思ってたのと違う」と感じても、やり直しが難しいことも不動産の特性です。
私自身、人生の中でも大きなお買い物である不動産を仲介する上で、例え初めて住まい探しをされるお客様であっても、出来る限り、最大限、失敗をしない為にできるご提案をさせていただきたいと考えておりますが、その中にはどうしても実際に体感していただかないと伝わらないと感じていることがいくつかございます。
その中の一つが「住みやすさ」になりますが、建物の断熱性能は「住みやすさ」にとってとても大事な要素となります。
暑さや寒さの感じ方は人それぞれ違いますので、どのくらいの性能がベストかということを一概に申し上げるのは難しいですが、健康リスクのことを考えた時に最低限確保したい性能というものはあります。
そして、その性能は0から建てる注文住宅に限らず、既に完成している建売分譲住宅であっても断熱改修を行うことで実現できる場合があります。
どの程度の改修を行えば「住みやすい家」になるのかが事前の内覧で分かれば、その為の予算建てをご提案することができますので、住宅の断熱性能で失敗してしまうリスクを減らせます。
リスクは減らせるのですが、問題なのは、その分の手間と時間が掛かってしまうことです。
不動産仲介営業の立場としてその手間と時間を惜しんでしまうのは言語道断ですが、お客様の中にも少しでも早く新居に移りたいとお考えの方も多いかと思います。
なので、なるべく早く住み始めたいとお考えの方には、1年を通して最も断熱性能の差を体感していただきやすいこの寒い季節に、是非居住中の物件やモデルハウスをご体感いただくことをお勧めいたします。
と、例年であればここまでのことをお話しさせていただくのですが、、、
今現在は緊急事態宣言の真っただ中ですので、実際に居住をされている物件を見に行かれるのは感染拡大防止の観点から見て難しい部分がございます。
今年に限っては、感染防止対策がしっかり取られているモデルハウスのみのご案内とならざるを得ないことを、ご理解の程お願いいたします。
当社では、お客様のご要望に合わせて様々なライフスタイルをご体感いただけるモデルハウスをいくつか確保しておりますので、是非お気軽にご相談くださいませ。