こんにちは。
リブレクト代表の崔です。
この1カ月の間に東京オリンピックが終わり、パラリンピックが始まりましたね。
ここ最近になり、不動産の売買をご検討されているお客様から「オリンピックが終わったけど、これから不動産は下がりますかね?」と言ったご質問をいただいたりしています。
前回のブログでオリンピック後の市況について記載いたしましたが、正直、今の段階ではまだはっきりしたことが見えてきません。
都内の足元の住宅市場を見てみますと、在庫物件は引き続き少ない状況が続いており、特に少ないのは中古マンションで、毎日新規物件をチェックしてますが全く新しい物件が出てきません。
7月以降は購入希望者の方も少なくなり、取引件数もかなり低調な状況が続いております。
様々な要因があるかと思いますが、大きくは①新型コロナウィルスの感染者数が激増していること、②東京オリンピックが開催されていたこと、③昨年後半より春先までの間に住宅需要が好調だった反動、などが考えられますが、やはり最も大きな要因は①ではないでしょうか。
この先、新型コロナウィルスの新規感染者数がある程度落ち着くまでは今の流れが続くような印象ですが、秋になると例年住宅市場は活発になりますので、年末までには需要の波が押し寄せるのでは?と予想しておりますが、どうでしょうか。。。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は「素敵なマイホーム」について書きたいと思います。
皆さん、素敵なマイホームと聞くと、どのような家を想像しますか?
テレビや雑誌などで特集されるような高級住宅や拘りの注文住宅・リノベーション物件、街中にある住宅展示場に建てられたモデルハウス、決して大きくは無いけど家事導線や効率を追求した間取りの狭小住宅など、ご自身の体験や経験から思い浮かんでくるマイホーム像は様々かと思いますが、殆どの方が「見た目」に関わる部分を思い浮かべたのではないでしょうか?
真っ先に目に見えない住宅の性能、機能面のことを想像された方は、かなり玄人の方か、住宅について学ばれてる方、はたまたマニアックな方かと思います。
今回は「見た目に素敵なマイホーム」にするために、押さえておきたいポイントについて、いくつか書きたいと思います。
パッと見で「素敵」と思える住まいには共通点があります。
それは、
①家が清潔
②インテリアに統一感がある
③使っているものの素材が良い
④ディテールが美しい
それぞれの項目について簡単に記載しますと、
①家が清潔
これはもう説明は不要かもしれませんが、「見た目に素敵なマイホーム」にとって最も重要なのは、清潔感があること、家がキレイであることです。
最も重要で、最もシンプルだけど、最も難しい部分でもありますね。
キレイな家にするためには、1⃣整理整頓をする、2⃣ゴミや埃を溜めない、3⃣汚れを落とす(目立たないようにする)ことが重要ですが、その為の対策としましては、
1⃣収納量を増やして物を外に出さないこと。収納できない物は買わない、増やさない。
2⃣ゴミ導線を考えてゴミ箱を配置する。埃が貯まるスポットを作らない。
3⃣マメに掃除をするか、汚れにくい素材を採用する。
いずれも当たり前のことばかりですが、清潔感なくして素敵な印象は作れません。
建物の内装や設備、家具、家電の色味やデザインが統一していると、それだけで見た目が格段に良くなります。
好みのインテリアについて話しをする時にはよく「和」とか「洋」とかの言葉以外にも「モダン」、「シンプル」、「ナチュラル」、「オーセンティック」、「インダストリアル」、「エレガント」、「ラグジュアリー」、「アジアン」、「カントリー」など、挙げるときりがないくらいテーマがありますが、カラーコーディネートも含めてインテリアに統一感を持たせることは、見た目に素敵な家にするためにとても重要です。
住まいの見た目を良くするために、意外に重要なポイントが素材です。
床材や面材、壁面、設備などの建物に付属する部分の素材から、家具や家電の材質等に至るまで、住まいの中で素材を選べる部分は様々あります。
床や壁に無垢の木材や天然の石、焼き物を使用したり、漆喰や珪藻土のような自然由来の素材を使用した場合には、見た目にも質感の違いを感じることができ、その一つ一つが家全体の雰囲気を作ってくれます。
インテリアの素材に拘ると、それはそのままコストに乗っかってきてしまいますし、比較的お求めやすい工業製品と比べると維持管理の手間がかかりますが、ここに掛けるコストは意外なほどに見た目を良くする上で大きな効果を生んでくれます。
これも③の素材と同じくらい、住まいの見た目を良くする上で重要なポイントです。
ディテールとは一言に「細部」のことを言いますが、
例えばドア枠や建具の納まりの部分に凹凸を極力無くしたり、継ぎ目を滑らかにすることで、ディテールは美しくなります。
視界に占める割合としてはすごく小さい範囲のことなので、一見しても目が行かないようにも思える部分ですが、実はしっかりと見えていて、あまり意識をしなくても感じることが出来てしまうのがディテールです。
ディテールに拘った住まいを建てようとすると、複雑な設計に対応できる設計士と工務店、職人が不可欠になり、また材料のコストも上がりますので、ハードルはかなり高くなります。
しかし、数々の住まいを見てきた経験から、最後の最後に差がつくポイントがディテール(細部)にあると言えますので、是非「見た目に素敵なマイホーム」を建てられる際にはディテールにも拘ってみてください。
以上、「見た目に素敵なマイホーム」を作るために必要なポイントについて簡単に記載しましたが、
次回以降にさらに細かく、上述の4つのポイントについて事例を交えながら解説したいと思います。