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素敵なマイホームとは?【素材編】

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素敵なマイホームとは?【素材編】

こんにちは。
リブレクト代表の崔です。

ここのところ朝晩の気温も落ち着いてきており、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。
日中の空気も澄んで空が青くなり始め、夜には窓を開けると鈴虫の鳴き声が聞こえ、いよいよ秋も本番を迎える雰囲気になってきました。


さて、今回は「見た目に素敵なマイホーム」の第三弾として、住まいの素材について書いていきたいと思います。

皆様は、何か物を買う時に、その素材に拘って製品を選んでいますでしょうか?

衣服などの直接身に着ける物に関しては、肌触りとか質感を拘って選んでいる方は多いのではないかと思います。
または、直接体の中に入ってくる食品を買う時にも素材や材料に拘る方は多いと思います。

しかしながら、建物や内装、家具家電に関しては、素材の部分にまで拘りを持って選ばれているという方はまだまだ少ないと感じてます。

素材に拘りを持って住まい造りをされている方のお宅は、殆どの場合いつ見ても素敵に見えます。
それはもちろん住む方の意識や努力によるものもありますが、素材が作り出す魅力というのも少なからず寄与しているように思います。


では、住まいにおいて素材に拘るとはどういうことか?
について、さらに掘り下げていきます。


昨今、不動産や建築の業界で「素材に拘る」というと、一般的には天然由来、自然素材、無垢材の建材を多用した家のことを指すことが多いです。

自然のまま、もしくは天然の物を極力手を加えずに加工して作った製品はたしかに魅力的な物が多く、見た目や手触りが良いだけでなく、香りや時間の経過も楽しめたりするものもあります。

無垢の板や漆喰の塗料、石やタイルを贅沢に使って建てられた家や家具などがその代表ですが、それらを惜しみなく使用して作られた住まいは長い年月が経っても居心地が良く、また、見た目にも廃れないメリットがあります。

しかし、天然由来、自然素材で作られた製品はたしかに素敵で魅力的なのですが、いくつかのデメリットもあります。

① 加工が難しく、品質が安定しない
② 維持管理に手間がかかる
③ 価格が高い

例えば、天然無垢材をフローリングに採用した場合を見てみますと、①に関しては、どれだけ厳しく選定して施工したとしても、貼り合わせた木材ごとの形や密度が多少違いますので、ほぼ確実に経年と共に反ってきます。そして、継ぎ目も裂けてきます。
それ故に、②の維持管理面ではとても手間がかかり、マメにメンテナンスをしてあげないと品質を保っていくことが難しいです。
また、1本の木から取れる板の量が少ないため、集成材等の加工製品と比べて③価格が高くなります。

他にも、壁面等に石やタイルを採用した場合、木材に比べると品質は安定しますが、こまめに洗浄等のメンテナンスを行わないと、汚れが沈着して、経年の劣化を楽しむ以前に汚く見えてしまいます。
また、重量もありますので、目地の部分も定期的にメンテナンスが必要だったりします。

このような問題がありますので、必ずしも全ての目的において自然素材の製品が良いとは限りません。


では、素敵なマイホームを作る上で、どのような素材を選ぶのが良いのか?ということについてですが、
設置する場所によっても変わりますが、共通して言えることは『長持ちする素材』を選ぶということです。

素材が長持ちするかどうかはその素材をどこに使うかによって変わってきますが、1⃣機能的な長持ちと、2⃣意匠(見た目)的な長持ちを考慮して素材選びをしていただくことが重要です。


1⃣機能的な長持ち

住まいは一生に一度のお買い物と言われるくらい長い期間利用するものであり、また高価なものでもあります。
それゆえに、住まいに使う素材は少なくとも20年、30年と、その機能性を保持していかなければならず、また、メンテナンスによってさらに長い期間使用できるものを選ぶことをおススメいたします。

日本では家の寿命は30年程と考えられがちですが、実はしっかりとした素材の物を選んで維持管理をしていけば、海外のように50年でも70年でも長持ちさせることはできます。

特に、住まいの中でも目に見えない部分や手の届かない場所に使用する部材に関しては、簡単に交換ができない場合が多いので、最初に作る段階から経年の劣化を意識しながら素材を採用する必要があります。


2⃣意匠的な長持ち

例え機能性が維持できていても、見た目の変化が大きい部材を採用してしまうと、時間の経過とともに素敵なマイホームが素敵ではなくなってしまいます。

使用していくに連れて『汚れる』、『傷つく』、『腐る』、『臭う』、『変色する』などの変化が大きく出る場所に関しては、そうならない素材を選んであげる必要があります。

特に水回りや建物の外回り、バルコニーや紫外線が強い場所などは経年劣化が起こりやすい場所になりますので、なるべく強い素材、硬い素材を選んでいただくのがおススメです。

ただ、素材の中には経年変化を楽しめるようなもの、時間の経過とともに『味』が出てくるものもありますので、それぞれの素材の特徴と長所短所を把握したうえで、適材適所な素材選びをしていきましょう。


以上、素材の選び方について簡単にご案内いたしましたが、住まいに使われる素材は挙げるとキリがないくらいに多種多様です。

昔から使われている素材もあれば、日々の研究の中から生まれた新素材もあり、また価格もピンキリなので、どれを選んで良いかを悩まれることも多いかと思います。

今後新たに注文住宅を建てられたり、中古住宅をリノベーションしたりする際には、是非様々な製品を比較していただき、素材選びにも注力されてみてください。

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